2015年8月 8日 (土)

ブログ引っ越しのお知らせ

こちらのブログは以下のブログに引っ越ししました。

武藤祐志 GUITAR FACTORY

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年8月 1日 (土)

ギターを始めた初心者は譜面を読む練習が必要か? テキスト編1

MIで学んだことに、ステージで演奏する内容と直結する内容を練習しろってのがあると以前書きました。



その流れでいくと、リーディングで何を教材にするかある程度考えることができると。
もちろんクラシック楽曲のメロディーを読む練習もしますが、それだけではなくということで。



関連過去リンク
ギターを始めた初心者は譜面を読む練習が必要か? その4。
ギターを始めた初心者は譜面を読む練習が必要か? その3。
ギターを始めた初心者は譜面を読む練習が必要か? その2。
ギターを始めた初心者は譜面を読む練習が必要か? その1。



その一つを紹介します。



今では普通にAmazonでも入手できるREAL BOOKをアメリカMIにいた頃よくリーディング練習に使っていました。
自分の頃は第5版だったのですが、今は第6版です。

Real_book





ある程度汎用性の高いキーで、よくやるスタンダードなどが沢山収録されているということもありスコットヘンダーソンがセッションでその本を開いて演奏している海賊版DVDもありました。

v
帰国したての頃はセッションにいくと、原曲のコード進行を自分で採譜しないから勉強にならないんだって説教してきたり、手書きの譜面を見せてくれたおっさんがたまにいましたが、今もいるのかな?
最近はスタンダードジャズのセッションみたいなのとか全然行かないなあ。



やりたいメンバーとスタンダードなんかをセッションリハでやったりするのは練習として時々やってますが。
色々新鮮なメンバーでやるのも面白いし。



オリジナルを作曲して、アルバムリリースツアーまで頑張っているやっているアーティストに一時期はよりシンパシーを感じてしまったりしたのでスタンダードジャズライブってやってなかったなあ。
今はどっちでもかっこよければいいじゃんって感じですが。
まあ、最終的にリリースまで考えると、著作権の確認作業とかに手間を取られるよりオリジナルやっちゃうけど。



このブログでは、リーディングの話しなのでそこら辺は置いておきます。




自分のクラスでは、どこかで聴いた事のある面白い、美しいメロディーやコード進行が沢山あるスタンダードをリーディング練習として使うのは好きです。



最近はアメリカのREAL BOOKより、黒本って言われるこちらのほうを使っている人のほうが多い気もするので、こちらも使ったりします。
111210jazzstandardbiblec






また、パットメセニーの曲ばかり収録されたソングブックも良くつかってます。
841






メロディー、コード、構成を読んで、場合によっては自分が採譜したソロまでリーディングの宿題にしてしまったり。
毎年メセニーのHAVE YOU HEARDやTIME LINEのソロをみんなでマジ?これ読むの?って言いながら読んでます。笑





続く。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年7月26日 (日)

ギターを始めた初心者は譜面を読む練習が必要か? 練習編2

譜面を読む(リーディング)事を練習するコツについて。




前回は練習環境を整えることについて書きました.
ギターを始めた初心者は譜面を読む練習が必要か? 練習編1




過去リンク
ギターを始めた初心者は譜面を読む練習が必要か? その4。
ギターを始めた初心者は譜面を読む練習が必要か? その3。
ギターを始めた初心者は譜面を読む練習が必要か? その2。
ギターを始めた初心者は譜面を読む練習が必要か? その1。






今回は基本的な練習方法に関して書きます。


1994年頃、アメリカのMIは様々なクラスで非常に実戦的なレッスンを受けることができるようなカリキュラムでした。


ステージで実際に使う能力を伸ばす事に主眼を置いており、実戦のための練習はしても、練習のための練習に時間を割かないようにするのがメインポリシーです。


リーディングでも同様の事がいわれます。
初心者の段階では基礎的な内容をしっかり時間をかけて習得する、ごく一般的な内容なのが、クラスが進むに従って、より実戦的なスタジオレコーディング譜面や、コードチャート、ジングルチャートが増えてきます。



では実際にその内容を紹介していきます。





練習方法



メトロノームは初期段階で使わない。


自分が何拍目にいるかを自分で感じる事ができるようにしなければならないので、メトロノームやリズムマシンで拍を鳴らすのではなく、自分の足で四分音符を踏む。
ここではリーディングを練習しており、正確なリズムを練習しているわけではないので、テンポが遅くなっても問題ない。


メトロノームが鳴っていると、難しい箇所を十分に余裕を持って弾けないため、何回も練習すると不正確な発音をくりかえして、その箇所で間違える癖がついてしまう。


そのため、難しい箇所でテンポダウンして練習するためにもメトロノームは使わない。


自分の場合、リーディングにはメトロノームやリズムマシンは一切つかいません。


リズムを正確にするような練習の時にはもちろん使います。


間違えずにある程度弾けるようになったら、最も遅くしか弾けない箇所のテンポに合わせてメトロノームのテンポをセットして通して演奏する。


難しくて弾けない箇所ばかりを重点的に練習するより、その箇所に入る部分、その箇所の続きの部分など、前後をスムーズにつなげる練習を繰り返す。
そうしないと、前後のつながりのフィンガリングやリズムでつまづくことになるのです。


上記内容に気をつけてメトロノームを鳴らしたうえでスムーズにつながるようになったら次はアーティキュレーション(ニュアンス)など細部の調整を加えます。



これはまた次回以降に紹介します。




フレーズのアーティキュレーションなどについて異様に詳細に考察したテキストを紹介しておきます。リーディング用テキストではなく、インプロビゼーションのためのテキストですが、フレーズのダイナミクスやタイムのストレッチについて非常に参考になります。
バークリー音楽大学の教授が執筆した有名なテキストです。


武藤祐志

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年7月25日 (土)

ギターを始めた初心者は譜面を読む練習が必要か? 練習編1

専門学校や個人レッスンで譜面を読む事を教えているのですが、それが本当に音楽を演奏する際に必要なのかどうなのか数回のブログで書いています。


過去リンク
ギターを始めた初心者は譜面を読む練習が必要か? その4。
ギターを始めた初心者は譜面を読む練習が必要か? その3。
ギターを始めた初心者は譜面を読む練習が必要か? その2。
ギターを始めた初心者は譜面を読む練習が必要か? その1。



今回から詳細な練習方法を紹介します。




譜面を読む(リーディング)練習について、専門学校で教えてきた内容から、すぐに実践できる事をいくつかリストアップしておきます。


以下の事柄はアメリカのMIのテキストに書いてある練習方法でもあります。




その1
アンプを使って練習すること。


前までのトピックに書いたように、リーディングの練習はただ正しく音符を正しいリズムで弾くだけではありません。
それらをどのような強さでピッキングするのか、またハンマリングやプリング、スライドなどのニュアンスをどのように加えるのかを考えなければならないので、必ずアンプを使って練習するようにします。



練習する直前に真空管アンプを温めたり、数多くのエフェクターをつないだりする事で練習時間を削ってしまったり、練習前にやる事が多すぎてテンションを下げる事はさけたいです。
そこでスイッチ一発で演奏状態にできる練習用アンプがあれば理想的です。
大音量のライブ用アンプと兼用しようとしなければ、とても高性能なアンプも安く手に入ります。


A0812da302d246c6b179957fde2ff13e_12

写真のTHRは本体にマルチエフェクターが内蔵されており、ギターをアンプにつなぐだけでディレイやリバーブ、ディストーションをかけた音色がスイッチ一発で使えるので練習に最適です。
またリズムマシンやメトロノームなどの外部機材のモニターとして同時に使えるので、外部音源用のモニターを別に用意しなくてすみます。
これ一台とギターでほぼ理想的な練習環境が出来てしまいます。便利な時代になったものです。笑
以下に関連リンクを掲載しておきます。







その2
次に練習環境を考えます。


まず、必ず練習するための場所で練習するようにします。
ある日はキッチンテーブルの上を片付けてキッチンテーブルで、次の日はリビングのソファーで、など毎回練習道具一式を移動させるのは、練習を始める前に時間を使いすぎてしまい、練習時間を減らしてしまうだけではなく、これから練習するぞっていうテンションさえも下げてしまいます。


そのようなわけで前回の練習内容がそのまま置いておけるリーディング専用の譜面台(安くても構いません)を準備します。
ちょうど今日知り合いの方がネットで便利そうな練習用椅子を紹介してみえたので、こちらでも紹介します。
Bm112bu

肘掛けがリフトアップするので、ギターをそのまま弾ける椅子だそうです。
とりあえず一つ注文しようかなと。笑
毎日かなりの時間を座ってギターを弾いているので、良い椅子はとても重要なのです。



そして、毎日同じ練習場所で、前回の練習内容の続きからスイッチ一発でスムーズに練習できる環境(ハード)が出来たら、次は練習内容(ソフト)について考えます。





関連リンク
スケールを速く弾ける事は大切か。1
スケールを速く弾ける事は大切か。2
ソロをとるためにスケールを速く弾ける事は大切か。







以下は上記の内容にリンクした内容を含むいくつかの教材です。



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年7月24日 (金)

ギターを始めた初心者は譜面を読む練習が必要か? その4。

専門学校や個人レッスンで譜面を読む事を教えたりもしているのですが、それが本当に音楽を演奏する際に必要なのかどうなのか数回のブログで書いています。



過去リンク
ギターを始めた初心者は譜面を読む練習が必要か? その3。
ギターを始めた初心者は譜面を読む練習が必要か? その2。
ギターを始めた初心者は譜面を読む練習が必要か? その1。




今回は左脳、右脳の役割についてまず考えます。



文章で説明するよりもわかりやすいので、専門学校ではいくつかの漫画でも紹介しています。
それらの左脳、右脳での身体コントロールをテーマにしている作品をいくつかリストアップしておきます。


ピアノの森 特に1巻から6巻あたりがそのテーマです。


はじめの一歩 高村ブライアンホーク戦 30−37巻あたりです。






左脳は考えて分析する領域、右脳は感覚として捉える領域だと捉えて、以下のような事を最近はよく教えています。



音楽を演奏する場合、はじめに譜面を読むか、音源を聴いて譜面を介在させずに演奏するかに分けられます。もちろんフリーインプロビゼーションのように譜面が無い音楽もありますが、このトピックでは決まられたコード進行、メロディー、構成を持った曲を演奏する事にフォーカスします。


譜面を介在させずに全てのパートを口頭で伝えてリハーサルを数多く繰り返して、メンバーが曲としてガッチリ把握するような状況を作れれば良いのですが、いつもそのように余裕のある状況とはいかないので、その時間を短縮する為に譜面を使っています。




演奏に譜面を介在させるメリット/デメリットはいままで述べたとおりです。
詳しくは先にあげたリンクを読んでください。




今回は譜面を読んで演奏する作業を左脳、右脳でどのように扱うかについて書きます。


譜面を読む場合、視覚からの情報を楽器で再現する時点で、左脳領域のスイッチがオンになると考えます。
ギターなら今見ている音符を何弦の何フレットでどんなリズムで弾くかを考えるます。
その後正しいリズムで正しい音程を弾けるように練習します。


手探りの状態から徐々にそれができるようになった時点で、譜面が読めたと考えてしまいがちです。
しかしそこで作業を終了するのではなく、右脳の感覚領域にその情報を落とし込む作業をしたい。



例えばAセクションのメロディーがBセクションにどのようにつながっているのか。
その為にBセクションに向けて演奏は派手に盛り上がっていくのか。
または一旦静寂な場面を迎える前にその効果を最大限に活かす為にドカっと持ち上げるのか。
または静かにBセクションに移行していくのか。
様々な展開が想定される。


それらの演奏表現のうちの幾つかは譜面上の音楽用語で表される。
クレッシェンド(徐々に大きくなる)やリタルダンド(徐々にゆっくりになる)などです。
しかしそれらの指示に従うだけでは足りないように思われます。




なぜその場面でリタルダンドするのか。
それが次の展開の何を活かす為に行われるのか。
ここで少しずつクレッシェンドするのは、何の為なのか。
そのクレッシェンドが後にどう活きるのか。


それらをしっかり把握していないと、ただ書かれたまま、感情表現をシミュレートして正確に演奏しているだけになってしまうように思うのです。




大切なのは、その感情表現が何を意図して行われているのかをイメージすることなのではないかと。


その感情表現を自分のテクニックとしてどう演奏するのか、全くの単純作業である読譜とのギャップを少しずつ確実に埋めていく作業が本来必要なリーディングなのだと考えます。


例えばある作曲家が、「ガンガン勢いよく弾いてくれ」っていって譜面を渡してくれたものを見る時について何をどうすれば良いのか書いてみます。
その作曲家の意図するガンガン勢いよくというのが何を言っているのかまず考えなければいけません。
ピッキングを強くするのか、メトロノームタイムの少し前で弾くのか、音量をあげるのか、またはそれらを組み合わせるのか。
その意図をきっちりイメージして、その結果ピッキングはこれだけのチカラで、タイムはほんの少し前気味で、と数値化して把握したあと、それが自然にできるように練習する。
感覚として落とし込むようにするのです。



これらを繰り返していくうちに、その作曲家が別の場面で「ガンガン勢いよく」って言ったときに、そのピッキングやタイムや音量を数値で考えずに感覚的にイメージできるようになったら素晴らしいなあと。



上の例は限られた場面の例ですが、左脳で取り入れた情報をいかに右脳の感覚として処理するか、その左脳から右脳への移行を素早く正確に行えるようにするのがリーディングの訓練なのではないかと。


なので、専門学校でもただ正しく音符をなぞる為のリーディングはしないようにしています。
そこまでなら、譜面と正解の演奏が録音された音源を準備すれば自宅でできます。
その先にあるモノをイメージして譜面を読むことを考えたいなあと。


その左脳→右脳移行システムをより詳しく考える場合、譜面を譜面台においてメトロノームに合わせて1小節目から順番に弾いていくよりも効果的な練習があるように思い、ここ数年の間様々なレッスンのシチュエーションでやってみました。
それはどのような練習なのか、次の記事で考えてみます

関連リンク
スケールを速く弾ける事は大切か。1


スケールを速く弾ける事は大切か。2


ソロをとるためにスケールを速く弾ける事は大切か。












以下は上記の内容にリンクした内容を含むいくつかの教材です。



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年7月23日 (木)

ギターを始めた初心者は譜面を読む練習が必要か? その3。作曲者編

前回までのブログの続きです。
ギターを始めた初心者は譜面を読む練習が必要か? その2。
ギターを始めた初心者は譜面を読む練習が必要か? その1。







今回はオリジナルを作曲し、アルバムを製作、流通している立場から普段考えている読譜能力への見方について書きます。




関連リンク
スケールを速く弾ける事は大切か。1


スケールを速く弾ける事は大切か。2


ソロをとるためにスケールを速く弾ける事は大切か。









自分の場合、ミュージシャンが初見に強いか弱いかで演奏を依頼するかしないかをあまり判断していません。




自分のメインワークであるNEXT ORDERの場合は、初見に強いか弱いかをあまり判断材料にしないと言いつつもメンバーがもともとクリエイティブな上に初見にもとても強かったためにオリジナルを数多くつくることができて、メンバーが名古屋関西とバラバラでも問題はない、さらにバンドとしてワークしているため、今更読譜能力うんぬんなどと、今から自分が書くテーマからはかなり逸脱しているので、以下のテーマはそれ以外のセッション/プロジェクト的なスタンスについてです。



バンドという枠で考えない場合でも、セッション/プロジェクトで一緒にやるなら正しい演奏をする人より面白い演奏家とやりたいなあと。



やっている音楽のフィールドにもよりますが、自分のメインフィールドであるハードフュージョンの場合、当日譜面をみてメンバーでサウンドチェック中の短時間でカタチになるものではあまりないからです。


変拍子、キーチェンジ、複雑なキメなどが多用されている上に曲のテンポも速いので、メンバーにあらかじめ譜面をわたしたり、事前のリハーサルで一通り楽譜をさらってもらった後、各自にゆだねます。


いってみれば次回のライブまでの宿題です。笑



もちろんリハーサル時点で読譜能力が高ければ高いほど楽曲をカタチにできる時間は短くなるようにおもえるのですが、その要素だけで楽曲は出来上がりません。


曲の背景、イメージ、ダイナミクスなど直感的に捉えなければならない譜面に書けない要素をいかに具現化できるか、というミュージシャンとしてのクリエイティビティがさらに大きな必須要素です。




リハーサル時に初見で80点のプレイヤーが練習せずに本番も80点であるより、リハーサル時に初見で50点のプレイヤーが本番までに様々なインプットをしてくれて、本番で120点のパフォーマンスをしてくれた方が自分は作曲者として幸せだなあ。

なので作曲者からみる演奏家のリーディング能力って、初見プラス本番までに継続的に練習してくれるペース配分能力の様におもえます。

本番までにどの程度練習すればよいのか自分で判断してくれて、特訓してくれるクリエイティビティ。




その為に作曲者がやれる事はシンプルです。
なるべく早めに音源と譜面を渡すだけです。
それもなるべくきれいな譜面。
きれいな譜面ってどういうものだろうって考えると、それだけで一年くらいブログにかけちゃいますね。




リハーサルに関しては初見がそんなに強くないメンバーがいても、メンバーに合わせて本番前のリハーサル日程を組めば問題ありません。
本番直前にやらずに一週間ほど前倒しすればいいのです。



もちろん読めない/読まない事をお勧めするわけではなく、あるラインまでは初見に充分強く、そのラインを超えたところからは譜面を見ずに演奏するミュージシャンがいいのですが、最近そのラインが自分ではどのようなものなのかよく考えます。



それは今までのブログで書いてきた右脳、左脳の能力把握の話なのだろうなあと。
この部分をテーマにした題材は昔から山ほどありますね。
ブルースリーの「Don't think,Feel!!!」の世界ですが。
以下にここら辺をテーマにしたいくつかの題材をリンクしておきます。



数多くの題材の中で、左脳の限界、右脳の可能性を追求しているってことは、やはりそこら辺が捉えにくいのかと。

もちろん音楽の教材でも、最終的なゴールをそこに置いたものもあります。


以下は上記の内容にリンクした内容を含むいくつかの教材です。


読譜のシチュエーションでそれはどういう事なのか次に詳しく書きます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年7月22日 (水)

ギターを始めた初心者は譜面を読む練習が必要か? その2。

前回のブログの続きです。
ギターを始めた初心者は譜面を読む練習が必要か? その1。




プレイヤーの立場で五線譜の読譜、特に初見の能力についてどの程度実際に必要なのか自分の経験上のケースをいくつか書いてみます。




関連リンク
スケールを速く弾ける事は大切か。1


スケールを速く弾ける事は大切か。2


ソロをとるためにスケールを速く弾ける事は大切か。











実際のケース



リハーサル時。


作曲家、他の楽器とのコミュニケーションがスムーズになるので、読譜能力はあればあるほどいいと思っています。
しかしバンドによっては全て口頭でアイデアを伝えるケースもある。
このケースのようなプロセスを取るバンドでは、読譜能力より、アイデアを素早く把握する直感的な感覚がより必要に思われる。
そして譜面でリハーサルをするバンドでもこの要素がキーでアーティスティックになるか、単に音を合わせる単純作業になってしまうかが分かれるとおもいます。






ゲームや映像とリンクされるスタジオレコーディング時。


自分の場合当日に複雑な譜面を渡される事はまずありません。
超高速なテンポのロックフュージョンなどは当日初見で求められたテンポで演奏はまず無理です。笑
数日前に音源と譜面データを受け取り、練習してレコーディングに臨みます。
オプションとして、もし出来たらお願いしますって感じで当日渡される譜面が無いわけではありませんが、作曲家の方達の立場からみれば数日前に譜面を渡せば演奏のクオリティが上がるのがわかっていれば、あらかじめ譜面を渡さない理由はありません。
あらかじめ練習できていたらレコーディング時間も短くなるので全体の経費もおさえられます。
なので初見で譜面を読む事はプロジェクト全体のリスクが高くなるのであまりありませんが、譜面に書かれていない事もある程度準備する事もあります。
オクターブ上、オクターブ下、三度上のハーモニーパートなどは元の譜面から弾けるようにしておく場合がおおいです。
そういえば昔やったカラオケ用にギターだけ入れるってのはヤバかったなあ。譜面が全部八分音符分ずれていたりとか普通にあったし。








ライブ時


良いバンド、プロジェクトがオリジナルを演奏するのであれば、当日しか顔をあわせないプロジェクトでも事前に音源、譜面は渡されます。自分の場合歌ものやポップスはほぼ無いので、ジャズ/フュージョン辺りの話です。
あ、スタンダードなどは別ですね。
ここら辺はまた近いうちに書きます。
クレームくるだろうなー。笑


譜面を見て演奏する場合デメリットが大きくなります。


メンバー間のアイコンタクトなどの合図(キュー)を見逃しやすくなる。譜面に視線がいってしまうため。
フォームを全体イメージとして捉える事が出来ないの
で、次のセクションへのストーリー展開が弱くなる。
照明を暗転させたら演奏が出来ないので、ステージ演出に縛りを作ってしまう。
これらの事から、自分は展開はほぼ覚えてしまってからライブに向かいます。
ただ、複雑なコード進行を細かくは覚えられないので、都度参照する為に譜面台に譜面を置いておきます。
また本番前に展開、曲のフォームなどを変えることになる場合もあるので、その場合も譜面台が欲しいです。







上記のように、当日いきなり複雑な譜面を読めって渡される場合は少ないです。
譜面を渡す側がよりよい演奏をプレイヤーに望むのであれば、どんなケースでも予め譜面が渡した方がベターな結果になるだろうと。


続きはまた後ほど。








以下は上記の内容にリンクした内容を含むいくつかの教材です。



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年7月21日 (火)

ギターを始めた初心者は譜面を読む練習が必要か? その1。

よく初心者の生徒から質問されます。
「タブ譜ではなく、五線譜の読譜は練習したほうが良いのか?」


専門学校の生徒から質問されます。
「仕事レベルではどのくらい初見で読譜できる能力が必要か?」


これらの質問に対する自分の答えはかなり矛盾したものになります。
何が矛盾するのか、少し考えてみたいなあと。
主観的な記事になります。笑
仕事レベルでの読譜についてはまず、読譜の仕事に自分が特化してないからなあ。
ここらへんについては又次回以降書きます。






まずはタブ譜と五線譜について。
もちろん五線譜で譜面を読んだり書いたりできれば非常に便利です。
これが中々取っ付きにくいといわれますが。




五線譜で読むメリット1
タブ譜のバンドスコア等をギターで読むだけなら五線譜の読譜能力は要りませんが、他の楽器の演奏をギターで読むには五線譜の読譜能力が必要です。
ピアノやサックスの譜面を読むことができれば、それらの楽器について書かれた役立つ情報をゲットできます。


五線譜で読むメリット2
タブ譜は字が細かいため、ステージで演奏するためにはあらかじめ覚えてしまう必要があります。
五線譜ならある程度ステージでも読める音符のサイズなので、読譜能力の高い人は演奏するべき音楽を完全に覚える必要なくステージに上がる事ができます。
場合によってはほとんど練習していない曲をいきなりリハーサルせずにぶっつけ本番で演奏することができます。


これらの点から、初心者には五線譜で読めるように練習した方がいいよ~って話します。








これが仕事レベルでは同じようなスタンスで考えません。むしろ逆だったり。






五線譜で読むメリット1がデメリットになる
他の楽器について書かれた役立つ情報も五線譜で読めればゲットできると書いたのですが、以前このブログで書いたように自分の耳で実際に採譜/耳コピした情報じゃなければ人にこうやれと言われたり教則本に書かれたフレーズなどは反射的に使えません。
なので五線譜で譜面を読める=情報を左脳で処理することになる=実戦で使えなくなる。というジレンマにハマることがあり得るのです。


スケールを速く弾ける事は大切か。1


スケールを速く弾ける事は大切か。2


ソロをとるためにスケールを速く弾ける事は大切か。




五線譜で読むメリット2がデメリットになる
読譜能力が高くなると曲を覚えずにステージで弾くことができると書きましたがこれが大きなデメリットになります。
本来なら曲を覚えることで表現できるようなダイナミクスや微妙なニュアンスの違いが譜面に書かれていなければ表現できなくなります。
同じセクションを繰り返す時、音源を覚えてしまうほど聴き込んだプレイヤーは1回目と2回目でわずかに演奏が変わることに気づけます。
完全に同じプレイにしないようにするのですが、読譜能力がある程度高いと、譜面に書かれていない音源の微妙なニュアンスの違いを把握しようと音源を聴き込むことなく曲を演奏してしまうことが多々あるように思います。
またある程度表面上譜面を読めるからとノーリハである程度観客にアラがバレないような演奏を繰り返すと、レコーディングなどのいざという時の本質的なクオリティまで下がってしまうように自分には感じるのです。






数多くの素晴らしいプレイヤーと共演しましたが、素晴らしいプレイヤーほど、演奏をなめたりせず事前の準備はしっかりします。当たり前ですが。


初見で8割程度のクオリティの人達がノーリハでヒヤヒヤな演奏をする場合と、初見で完璧に読めるレベルの人達が更に事前に練習しまくってリハーサルまで繰り返して演奏する場合では、どちらの場合の演奏クオリティが高いかは明らかです。


自分がライブレコーディングなどで一緒に演奏するプレイヤーは後者ばかりです。
当たり前ですがレコーディングには経費もかかります。リリースを考えた仕事としての演奏ではそういうアプローチの人と一緒にやりたいのです。笑


というわけで初見の能力はそんなに高くなくてもいいから、それよりも完全に曲に入り込めるように聴き込んで曲を把握し、練習しまくるプレイヤーを目指して欲しいというのがホンネです。


そういうアプローチを繰り返していくうちに読譜能力なんて勝手に上がるのではないかと思います。


もちろんリハーサルシチュエーションでは譜面を読む能力が高ければ高いほどリハーサルがはかどりますが。






なので結論としては、
初心者には早く譜面を読めるようになれっていいつつ、レベルが上がれば上がるほど譜面を読むな、譜面で考えるなって言ってしまうのです。笑
メセニーもマイクスターンもスコヘンも譜面をよみながらライブってしないですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年7月20日 (月)

7/29は今池得三でリョーケストラに参加します。

この日は素晴らしいSAXプレイヤーでありアーティストである小埜涼子ちゃんのバンドに参加させてもらってギター弾きます。
RYORDERってDUOユニットで最近名古屋や神戸でやっているのですが、リョーケストラは大編成バンド。先日リハがありましたが、リョコちゃんの面白くてぶっ飛んでいる音楽をやれるのが楽しみです。
是非!

以下の文章はりょこちゃんのバンド紹介文を転載させてもらいました。

ryorchestraについてーーーーーーーーー

名古屋で、小埜というサックス奏者が割と本気でやっちゃってました。

てか、チープリな曲もジモメンでやりたしとか思ってた時に
鬼ゃべぇごさもりのジモメンミュージシャン達の神対応にキュン死でした。

「曲もってきたべ」

「了解ウオッチ!」

「馬路ヵゝし!!」

「やばばば」

「オシャカワ!」

「これゎ。。。ガーサスです」

「あざます!」

それから、エモキュンなイベントを打つことになりました。
つーか、名古屋のキャスった神対応にマジでテンアゲでした。
 
メンバーのあげぽよの演奏ゎ、バイブスがアガりました。
その曲ゎ、超ロマンチックで、凶暴で、イ憂しぃ。

さらに小埜独自のサインに合ゎせて皆で打ったりもします。
ガチでスリリングな演奏はマジ神推し。

うちらのライブゎ場面で変化します。
このスタイルゎとても珍しく、マッパで魂アゲの絡みは二度とないッス。

ほんとに貴重で鬼ゃべぇし。

イベント打つ時ゎ予定ハブってもレリゴーしてください。

つーか、ぶっちゃけ強めの神ぽよです。

アデュー!

白木佐也加 (vo)
松田大二郎 (vo)
臼井康浩 (g)
武藤祐志(g)
石垣篤友(b)
粟野昌良 (ds)
小野浩輝(toys)
小埜涼子 (key,庶務)


「One Month Festival」
得三 
7/29(水)
adv/door ¥2300/¥2500
open/start 18:00/19:00

出演
ryorchestra
Mad tapes erase group
THE PYRAMID

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ギター初心者セットのお手頃エフェクターを使いこなすミッション 2

マルチエフェクターZOOM505IIについて、前回はジャックを本体に樹脂で固定してしまえというのがテーマでした。


前のブログへのリンク
ギター初心者セットのお手頃エフェクターを使いこなすミッション




ギター初心者セットのお手頃エフェクターを使いこなすミッション 2


今回はZOOM505IIのもう一つのウィークポイントについてです。


それはフットスイッチがプラスチック製で壊れやすく、間違えて左右同時に踏むとバイパスになってしまう。


自分がZOOM505IIを気に入っているのはディストーションとしてなのですが、クリーン系はライブ使用では正直厳しいです。
なのでZOOM505IIの設定を変更して好みのクリーントーンを作ることはしていません。




ループスイッチャーの使用
その代わりループスイッチャーを使ってディストーションのオンオフを切り替えています。
そうすることで本体を強く踏み過ぎて壊すことを避けることができ、ループスイッチャーでオフにすればクリーントーン時にはZOOM505IIに信号が回りません。
一石二鳥です。




ONE CONTROLの1ループを使います。
1rupu





サイズが小さい割にスイッチ感覚がしっかりしているのでZOOM505IIをディストーション一発で使うならこれで何の問題もありません。



実際のセッティング例
Fullsizernder






ここまで使っているとZOOM505IIの3つ目のウィークポイントを感じます。


ディストーションの音質は最高に完成されていると思うのですが、手元のボリュームノブでゲインを下げてクランチ/オーバードライブに音色を変化できません。


歪みがゼロか百!みたいな潔い設定でないとZOOM505IIのディストーションの良さが発揮されないのです。


そのためクランチ/オーバードライブ用には別のエフェクターを使います。




自分はINFINITY ACTIVATORのプロトタイプや、SUHR RIOT DISTORTIONを使うことが多かったです。
これらなら手元のボリュームノブでゲインを下げてもZOOM505IIのように音がボソボソになりません。
さすがハイエンドエフェクター。
1台でZOOM505IIが10台以上買えます。笑


INFINITYは生産終了品なのでSUHRだけリンクを貼っておきます。





これらと、ZOOM505IIを一瞬で踏み替えるためにONE CONTROLのホワイトのフラッシュループを使います。


61ufzjc3vl_sl1200_





ホワイトループは2ループなのですが、どちらか一方をワンアクションで瞬時に切り替えられるので、非常に強力です。


これを使って以下のようにサウンドメイクしています。


実際のセッティング例
Fullsizerender




ループ1
オーバードライブ時には手元でゲインコントロール可能なので演奏中に微調整しつつソロ中盤まで。



ループ2
中盤以降はZOOM505IIにスイッチしてボリュームノブをフルゲインにしてソロを加速させます。



ループ1とループ2の音量バランスに注意が必要ですが、こうすることでZOOM505IIのウィークポイントはほぼクリアできるのではないかと。

この動画でもZOOM505IIの歪みを使ってみました。マイナーブルースです。ゲーム音楽のレコーディングが近いのでかなりハイテンポの練習をしてます。






実際の設定はまた次以降のブログで詳しく書きます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«MIKE STERN 「NOTHING PERSONAL」 ソロ解説その5