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2015年6月24日 (水)

ZAWINUL SYNDICATE SCOTT HENDERSONのソロ

SCOTT HENDERSONのソロ
ZAWINUL SYNDICATE/MARCH OF THE LOST CHILDREN

スラッシュ/デスメタルばかり演奏していた自分の音楽人生を大きく変えたのがZAWINUL SYNDICATEとの出会いです。

シュラプネルレーベルギタリスト全盛の時期にロサンゼルスのMUSICIAN'S INSTITUTEのギター科GITに在学していた自分は入学時はやはりタッピングやスウィープバリバリのメタル系シュレッダーだったのですが(笑)、近くのライブハウスにZAWINUL SYNDICATEって凄まじいバンドがツアーで来ているってきいてライブを観に行ってぶっ飛びました。

超高速のリズムの上で炸裂するディストーションギター、なんだこれメタルよりラウドでメタルより凶悪じゃんって。笑
今考えればダイナミクスや緩急を使いまくっているインプロビゼーションだったのですがそんな事を知らないその当時はジャズすげーなーって。
今でもそのライブのあまりの凄まじいピークレベルや超絶的な演奏の印象は色あせていません。あのライブを超える演奏をすること。自分がいつもステージに上がる前に頭の中で繰り返すイメージです。
そして、ZAWINUL本人の演奏する目の前の特等席で観れたのでそこから彼に話しかけました。「音楽学校で勉強してるんだよー、だから演奏を録音させてもらってもいい?」
OKしてくれたので録音させてもらいました。その音源は今も時々忙しかったりおもうようにいかなくって元気がなくなった時に爆音で聴いています。このライブの日から自分のBEYOND METALなIMPROVISATIONがはじまったのです。

ライブ終了後ZAWINULのような音楽をやりたくなっていてもたってもいられなくなり、すぐに近くにやはりお客さんとして座っていたMIのセンセにこういう音楽はどうやったら出来るんだ?って聴いたら、まずスタンダードやら勉強してハーモニーを学べと。
パワーコードだけだと拡がらないと。教えてやろっかー?って言われてその場でレッスンを申し込んだのがジェフリッチマンでした。

彼にその時会わなかったら今違う音楽をやっていたと思います。 また、ジェフ自身もジャズを通過して様々な音楽をフュージョンしていたから、自分もあるスタイルに変に固執しないというスタンスを自然に取るようになって、偶然にもベストな人に習う事ができたなあと今でも感謝。

Img_3915
そんなZAWINUL SYNDICATEの歴代ギタリストで最高に好きなのは、その日ライブでギターを弾いていたGARY PAULSONなのですが彼は25歳くらいで音楽を引退、他にも様々なギタリストが在籍する中、SCOTT HENDERSONもかっこいいテイクを残しています。

ミュンヘンでのライブがYOUTUBE動画でアップされているのでリンクしますが、この動画のソロはBbドリアンがメイン。譜面にするのが面倒なのでAドリアンに半音下げて昔採譜しました。いかにもスコットなスーパーインポーズやアウト、リズムのディスプレイスの応酬です。
ソロは2:30くらいからです。

ZAWINUL SYNDICATE/MARCH OF THE LOST CHILDREN

Fullsizerender
今年のMIのリーディング素材につかったなあ。
今年のリーディングクラスは自分が採譜したスコヘンやメセニー、カールバーハインほかの超絶的ソロばかり読まされているので、レーティング的にはとても大変だったと思います。 来週はそれも終わって学期末テスト。
お疲れ様でした。笑

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