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2015年7月22日 (水)

ギターを始めた初心者は譜面を読む練習が必要か? その2。

前回のブログの続きです。
ギターを始めた初心者は譜面を読む練習が必要か? その1。




プレイヤーの立場で五線譜の読譜、特に初見の能力についてどの程度実際に必要なのか自分の経験上のケースをいくつか書いてみます。




関連リンク
スケールを速く弾ける事は大切か。1


スケールを速く弾ける事は大切か。2


ソロをとるためにスケールを速く弾ける事は大切か。











実際のケース



リハーサル時。


作曲家、他の楽器とのコミュニケーションがスムーズになるので、読譜能力はあればあるほどいいと思っています。
しかしバンドによっては全て口頭でアイデアを伝えるケースもある。
このケースのようなプロセスを取るバンドでは、読譜能力より、アイデアを素早く把握する直感的な感覚がより必要に思われる。
そして譜面でリハーサルをするバンドでもこの要素がキーでアーティスティックになるか、単に音を合わせる単純作業になってしまうかが分かれるとおもいます。






ゲームや映像とリンクされるスタジオレコーディング時。


自分の場合当日に複雑な譜面を渡される事はまずありません。
超高速なテンポのロックフュージョンなどは当日初見で求められたテンポで演奏はまず無理です。笑
数日前に音源と譜面データを受け取り、練習してレコーディングに臨みます。
オプションとして、もし出来たらお願いしますって感じで当日渡される譜面が無いわけではありませんが、作曲家の方達の立場からみれば数日前に譜面を渡せば演奏のクオリティが上がるのがわかっていれば、あらかじめ譜面を渡さない理由はありません。
あらかじめ練習できていたらレコーディング時間も短くなるので全体の経費もおさえられます。
なので初見で譜面を読む事はプロジェクト全体のリスクが高くなるのであまりありませんが、譜面に書かれていない事もある程度準備する事もあります。
オクターブ上、オクターブ下、三度上のハーモニーパートなどは元の譜面から弾けるようにしておく場合がおおいです。
そういえば昔やったカラオケ用にギターだけ入れるってのはヤバかったなあ。譜面が全部八分音符分ずれていたりとか普通にあったし。








ライブ時


良いバンド、プロジェクトがオリジナルを演奏するのであれば、当日しか顔をあわせないプロジェクトでも事前に音源、譜面は渡されます。自分の場合歌ものやポップスはほぼ無いので、ジャズ/フュージョン辺りの話です。
あ、スタンダードなどは別ですね。
ここら辺はまた近いうちに書きます。
クレームくるだろうなー。笑


譜面を見て演奏する場合デメリットが大きくなります。


メンバー間のアイコンタクトなどの合図(キュー)を見逃しやすくなる。譜面に視線がいってしまうため。
フォームを全体イメージとして捉える事が出来ないの
で、次のセクションへのストーリー展開が弱くなる。
照明を暗転させたら演奏が出来ないので、ステージ演出に縛りを作ってしまう。
これらの事から、自分は展開はほぼ覚えてしまってからライブに向かいます。
ただ、複雑なコード進行を細かくは覚えられないので、都度参照する為に譜面台に譜面を置いておきます。
また本番前に展開、曲のフォームなどを変えることになる場合もあるので、その場合も譜面台が欲しいです。







上記のように、当日いきなり複雑な譜面を読めって渡される場合は少ないです。
譜面を渡す側がよりよい演奏をプレイヤーに望むのであれば、どんなケースでも予め譜面が渡した方がベターな結果になるだろうと。


続きはまた後ほど。








以下は上記の内容にリンクした内容を含むいくつかの教材です。



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