ギター初心者セットのお手頃エフェクターを使いこなすミッション
超絶ディストーション!!!
先日アップしたエフェクターの記事についてかなり興味を持っていただいてその記事の続きのリクエストをいくつか頂きました。
ありがとうございます。
先日の記事
超ハイコストパフォーマンスなディストーション!!!
その記事で書いたのですが、プラスチックボディのZOOM505IIには構造上の絶対的なウィークポイントがあり、そのままライブやリハでヘヴィユーズするのはかなり無理があります。
ウィークポイントその1
シールドを接続するジャックが基盤にハンダで固定されているのですが、ジャックと本体が固定されていないのです。
つまりシールドの衝撃が基盤に直接伝わるため、エフェクターへのシールドの抜き差しを繰り返すとすぐにハンダが外れて接触不良になってしまうのです。
何故こんな簡単な事に気づかなかったのか不思議。
ウィークポイントその2
そしてエフェクターのボディもオンオフスイッチもプラスチック製なのでライブで踏むとすぐに壊れる。
さらにオンオフスイッチが二つ並んでいて、両方を同時に踏むとバイパスしてしまう。
演奏中にバイパス音になってしまうのはかなり間抜けなシチュエーションです。笑
2世代あとのG2からはこれらの点は改良されましたが、G2のディストーションは自分には音質的に505IIより厳しいのと、ボディが重すぎて持ち運びが辛い。上がG2、下が505 IIです
なのでまずウィークポイントその1の改良ミッションにGO!
505 IIのジャック周りを固めてしまう事に。
それだけで接触不良のトラブルは回避できます。
まずは「おゆまる」という熱で変形する樹脂を買ってきてお湯に投入。

素早く水分を拭き取りジャックと本体の周りに貼り付けます。特に本体とジャックの隙間に樹脂を押し込んで完全に固定します。

いったん温度が下がって樹脂が固まったら、アロンアルファを流し込んで完全固定。

ジャックに関してはこれだけで終了です。これでエフェクターの寿命が数年は延びます。
アダプタージャックについては放置します。笑
ACアダプターから電源を供給するとどうしてもノイズ要因になるので、自分は基本的に電池で使用しています。
オン状態で27時間以上も電池が保つのでライブで困ることはありません。
G2だと数時間で電池が切れるので、505IIの省エネパフォーマンスの凄さがわかります。
ウィークポイントその2の改良ミッション
オンオフスイッチに関しては色々試したのですがループスイッチでオンオフするのが一番ベストかと。
自分はONE CONTROLの1ループ、ブラックの2ループ、フラッシュスイッチャーであるホワイトループを使い分けています。
ここら辺の使い分けもそのうち記事をアップしますが、特にホワイトのフラッシュループは505IIの音質上のウィークポイントをカバーできるのでかなりおすすめです。
実際どんな音なのかって質問をいただいたので、以下の動画で505 IIをつかってゲームレコーディングするときのセッティングでいくつか軽く弾いてみました。
使用機材はSUHRのストラト、505II、ランチボックスJrです。
505IIだけで充分レコーディングレベルの音質をキープできてしまうのが凄いです。
この動画では505IIのディレイをつかっていますが細かな設定は無理なので、ライブでは外付けのディレイやリヴァーブを使ってます。
ここら辺のスペックを切り捨ててあることも電池寿命を長くする要因だろうなあと。
エオリアンのソロ
何より軽くてコンパクトで移動も便利なのでリハやレコーディングでは本当にこれだけです。笑
実際に505 IIをアルバムやゲームレコーディングで使用したリンクもあげておきます。
NEXT ORDERのレコーディングに使用したアルバムです。
以下の最近のゲーム音楽のレコーディングにも使用しました。
ヴァンガードカードファイト ライド トゥ ヴィクトリー
ヴァンガードカードファイト ロック オン ヴィクトリー
アルカディアスの戦姫
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