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2015年7月15日 (水)

このギターアンプがマジですごい。続き。

アンプのより詳細な比較を書いて欲しいとリクエストがあったので超主観で書きます。
一応全て所有した上で様々なライブやレコーディングに持ち出して使った感想です。
使用ギターはSUHRのストラト、STEINBERGER、GODINのナイロンです。






いくつかの角度から比較してみます。



音量の上限
PEAVEY を10とすると
LUNCH BOX 6
LUNCH BOX Jr 3
THR 5

PEAVEYの上限を10としてくらべると、パワフルと評判のLUNCH BOXもドラムが入ったアンサンブルでは音量的にかなり限界を感じます。
モニターレスの生音アンサンブルで使うのですが、音量を上げた時のコンプ感(詰まった感じ)が気になります。
Jrはもちろんさらにパワーは押さえられています。
THRは音量を上げていくと音質が変わってきて、中低音域の薄さが気になります。


まあJrやTHRは個人練習使用メインになるかな。自分の場合。






中低音域の太さ
PEAVEY 4
LUNCH BOX 10
LUNCH BOX Jr 8
THR 1

PEAVEYはかなり高音よりです。
現在自分は
BASS 10
MID 4
HI 0で使っています。

その点LUNCHBOXは中低音域は損なわれないです。凄い。

THRは先に書きましたがアンサンブル音量にあげると極端に中低音域が薄くなるので、使用するなら自分は個人練習だけです。初心者の生徒にはおすすめしてますけど。





歪みの方向性
PEAVEY DISTORTION
LUNCH BOX CRUNCHからDISTORTION
LUNCH BOX Jr DISTORTION
THR DISTORTION


ある程度の中音域をキープしつつ、歪ませるとなるとCRUNCHやOVER DRIVEのようなサウンドよりハイゲインディストーションの方がサウンドメイクしやすいです。THRはマルチエフェクター内蔵なので色々試しましたが、極小音量なら歪ませて使っても問題ないですが、ある程度音量をあげると先に書きましたが中低音域が薄くなるのでペラペラなサウンドにならないようにするのにブースターやイコライザーをさらに使いたくなります。しかしブーストさせるなら以下の相性があるので、、、。





クリーン時のEPブースターとの相性
PEAVEY 9
LUNCH BOX 8-10
LUNCH BOX Jr 8-10
THR 3


主観ですが、ボリュームを抑え気味のLUNCHBOXとブースターの相性が凄いです。音量に関係なくPEAVEYは良い感じ。

THRは本体で完結させるのがコンセプトだと思うのですが、そこにブースターをかまさなければならないのがかなり個人的にネガティヴなポイントです。





運搬しやすさ
PEAVEY 6
LUNCH BOX 8
LUNCH BOX Jr 10
THR 10


本体の重量だけなら小さければ小さいほど良いのですが、音質とのバランスを考えるとまた別です。


大音量のライブならPEAVEY。
電車移動でキャパ数十人までならLUNCHBOX。
個人練習ならJrやTHRを使いたいところかなと。


個人的好みでのコストパフォーマンスでは
PEAVEY >>> LUNCH BOX Jr > LUNCH BOX >>> THRのように感じます。





もちろん個人練習だけに使うとか、弾き語りのモニター用とか用途別で順位は変わると思います。
自分の場合は実際にライブで使ったり、ゲーム音楽などのスタジオレコーディングのモニターとして使ってみた感想がメインです。
演劇やほぼ生音に近い小音量のリハでは音質にそこまでうるさく求めるより、セッティングの速さや取り回しを重要視しているので。
THRは初心者の生徒がはじめて使うにはかなり使いやすいのでおすすめしてます。マルチエフェクターをかうより操作が簡単だし。
ただ将来的に大音量までかんがえるなら少し厳しいものがあるので、LUNCHBOXやPEAVEYをすすめるかなあ。


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